不器用な覚書

相変わらず不器用な覚書。相方はYZF-R25になったようです。

「周りの反対を押し切ってまで乗りたいものなんですか?」

と、お客さんのお母様とお嬢様に聞かれました。
なんでも、お父様がバイク乗りらしく、若い時に事故をして周りに辞めろと言われて離れていたのが最近になって再度乗り始めたと。
気づいたら台数も増えてるし、時間もお金もかけて家族を顧みない、と。

「そこまでして乗りたいものなんですか?」

って、純粋な質問だなあ、と思いました。
純粋で、残酷だなあ、と。

「乗らなくても生きていけるけれど、一度味わってしまうと乗らないわけにはいかなくなるんです」

これがわたしの答えでした。

一度もバイクに関わらないまま生きていたら、わたしもなぜ? と聞いていたかもしれませんね。

しかし父親がバイク乗りっていいなあ…。




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